島津くんしっかりしてください
「島津くんって、肌綺麗だよね」
「えっ?」
「丸くて大きい瞳もかわいいし、まつげも長いし、鼻筋はしっかり通ってて横顔は美しいし」
「ちょ、え? ん?」
「身長も高くてスタイルいいし、柔らかい髪質も本当に羨ましいな」
「ま、待って……恥ずか死ぬから、っ」
「……ほんと、女の子顔負けにかわいいし」
「嬉しくない……」
ぷしゅう、と音を立ててゆであがる島津くんにふふっと笑みを漏らして、それからぼそりと漏らした。
「……ほんと、私なんかと釣り合うわけがない」
「……え」
まんまるく見開かれていくその瞳に、はっと我に返る。
まずい、口に出てた。
こんなこと言うつもりじゃなかったのに、これじゃあただの面倒臭い人じゃないか。
瞬時に笑顔を張り付けて、手をぱっと放した。
「えっ?」
「丸くて大きい瞳もかわいいし、まつげも長いし、鼻筋はしっかり通ってて横顔は美しいし」
「ちょ、え? ん?」
「身長も高くてスタイルいいし、柔らかい髪質も本当に羨ましいな」
「ま、待って……恥ずか死ぬから、っ」
「……ほんと、女の子顔負けにかわいいし」
「嬉しくない……」
ぷしゅう、と音を立ててゆであがる島津くんにふふっと笑みを漏らして、それからぼそりと漏らした。
「……ほんと、私なんかと釣り合うわけがない」
「……え」
まんまるく見開かれていくその瞳に、はっと我に返る。
まずい、口に出てた。
こんなこと言うつもりじゃなかったのに、これじゃあただの面倒臭い人じゃないか。
瞬時に笑顔を張り付けて、手をぱっと放した。