島津くんしっかりしてください
「こんなこと言ったら真見さん嫌がるかなって思って言えなかったけど、艶のある黒髪も神秘的な青みがかった瞳の色も、全部、綺麗だと思う!」



「あ、ありがとう……?」



「あとはっ、肌がすごく白くて、華奢で、ものすごい美人なのに高嶺の花感がなくて、たまにへにゃって力を抜いて笑ってくれるのが嬉しい」



「……」



「もちろんそんなかわいいところも好きだけど、俺が何か困ってたりするとすぐに駆け付けてくれるの、かっこよすぎるって、ずっと思ってた」



「……ちょ、ほんと、むりだから。黙って」



「真見さっ、」










なお動き続けようとする島津くんの口を手で強引にふさいだ。







島津くんはショックを受けたように肩を震わせて、それからはたと気が付いたように動きを止めた。









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