島津くんしっかりしてください

「え……と…？　ハジメくんは……私のこと、好きってことであってる……？」




「そ……うっす！」









こくこくこくっと大きく首を縦に振られて、疑問ばかりが積み重なっていく。
















「……いつから？」



「最初はいい先輩だなーって、それだけだったんすけど、」









ぽつりと呟かれた理由。









「文化祭準備の時、先輩の笑顔がめっちゃかわいくて、一気に好きになっちゃったんす」



「…………」









痛いくらい、まっすぐな視線。










どう……すれば。








どう答えればいいんだろう。