島津くんしっかりしてください
********************
そして今夜も恋愛相談の時間。
島津くんとベッドを背に並んで座る。
彼はというと、スマホを片手にぶるぶると震えている。
「真見さん……これ、本当に送るの……?」
「うん」
「でも……これは……ちょっと……」
「うん」
「ちょっと積極的過ぎませんか……!?」
「……送らないなら、別にいいけど」
「う、うぅ……っ」
淡々という私に、島津くんはぷるぷると震えて、送信ボタンに手を伸ばし……かけて、スマホを放り投げた。
「やっぱり無理ー!」
それからぼすんっと勢いよくベッドに上半身を沈めた。
ぴええんとかわいい擬音が付きそうなその泣き方に私は息を吐いて、スマホのトーク画面に目を落とす。
そして今夜も恋愛相談の時間。
島津くんとベッドを背に並んで座る。
彼はというと、スマホを片手にぶるぶると震えている。
「真見さん……これ、本当に送るの……?」
「うん」
「でも……これは……ちょっと……」
「うん」
「ちょっと積極的過ぎませんか……!?」
「……送らないなら、別にいいけど」
「う、うぅ……っ」
淡々という私に、島津くんはぷるぷると震えて、送信ボタンに手を伸ばし……かけて、スマホを放り投げた。
「やっぱり無理ー!」
それからぼすんっと勢いよくベッドに上半身を沈めた。
ぴええんとかわいい擬音が付きそうなその泣き方に私は息を吐いて、スマホのトーク画面に目を落とす。