クールな幼なじみ(将来の)旦那様は、私にだけ特別甘いようです。
*第3章*
恋の選択
告白をされて……
観覧車から降りた私達。
私は、どうも複雑な心境にいた。
こんな私に好意を持ってくれて、とても嬉しい。
そして……心が、揺らいでしまうんだ。
もしかしたら、私が遥希くんと結ばれて……奏くんと美波さんが結ばれれば、私以外はみんなハッピーエンドを迎えれるんじゃないかなって。
「美都様……!勝手にどこか行かないでください」
「あ、すみません!」
そうだ、こっそりって2人で乗ったんだった。
「はぁ……もしなにかあったら、どうするつもりだったのですか」
「遥希くんが一緒だったし……安全でしたよ?」
「だからそうじゃ無いんですよ」
はぁぁと大きなため息をついた皐月さん。
申し訳ありません皐月さんっ……でも私はこうして安全だから……。
そんなことを心の中で思った時だった。
「……ここにいたんだな、美都」
低音で……カッコよくて、優しい声。
聞き慣れている。
今はご機嫌斜めなのか、少し怒っているように聞こえる。
「奏、くん……?」
観覧車から降りた私達。
私は、どうも複雑な心境にいた。
こんな私に好意を持ってくれて、とても嬉しい。
そして……心が、揺らいでしまうんだ。
もしかしたら、私が遥希くんと結ばれて……奏くんと美波さんが結ばれれば、私以外はみんなハッピーエンドを迎えれるんじゃないかなって。
「美都様……!勝手にどこか行かないでください」
「あ、すみません!」
そうだ、こっそりって2人で乗ったんだった。
「はぁ……もしなにかあったら、どうするつもりだったのですか」
「遥希くんが一緒だったし……安全でしたよ?」
「だからそうじゃ無いんですよ」
はぁぁと大きなため息をついた皐月さん。
申し訳ありません皐月さんっ……でも私はこうして安全だから……。
そんなことを心の中で思った時だった。
「……ここにいたんだな、美都」
低音で……カッコよくて、優しい声。
聞き慣れている。
今はご機嫌斜めなのか、少し怒っているように聞こえる。
「奏、くん……?」