クールな幼なじみ(将来の)旦那様は、私にだけ特別甘いようです。
「もうっ……胸がきゅんきゅんだよっ……」
「俺も、ドキドキする」
「ええっ……!?そうなの!?」
とっても意外……!
「いつもドキドキしてるよ?」
私の手を握った奏くんは、そのまま自分の胸に私の手をつけた。
「わっ……!本当だ、すごいドキドキしてる……」
奏くんの心拍数はとても早くて……私にドキドキしてくれていると考えると、とっても嬉しかった。
っていうかっ……!奏くん、筋肉すごい……!
見た目以上にしっかりしてて……また、奏くんを一つ好きになった気がした。
「奏くんって筋肉あったんだね……!」
スタイルよくて割と華奢な方だと思ってたから……。
「……どう言う意味?」
ムスッとした顔でそう言った奏くん。
あ、れ?もしかして私、気に触ること言っちゃった……!?
「か、カッコいいなってことだよ?」
「ふーん」
「えええっ……!?ご、ごめんね!」
なんだか納得してない様子だ……!!