クールな幼なじみ(将来の)旦那様は、私にだけ特別甘いようです。
「そう言うところが、またカッコいいんだよぉっ……」
本当、どうかしてる……!!
「そう言う美都が可愛い」
「はいはいそこまでですよ」
「さ、皐月さん……!?」
は、恥ずかしい……!!
「美都様、1時間後、遥希様がこちらまでくるらしいです」
「へっ!?」
遥希くんが……!?
「……自分から振られにでもきたか……ふっ、滑稽だな」
「?」
奏くんなんだか嬉しそうなお顔……。
「もしかして奏くん、本当は遥希くんに会いたかったの?」
「……え?なに言ってるの美都、そんなわけないじゃないか。ただ、哀れだなぁって思ったら無様で笑みが……」
どういうことか全然わかんないけど……奏くんが楽しそうなら、いいのかな?
「全く、美都様の前でなに言ってんだか……」
はぁと大きなため息をついた皐月さん。