クールな幼なじみ(将来の)旦那様は、私にだけ特別甘いようです。

「そう言うところが、またカッコいいんだよぉっ……」


本当、どうかしてる……!!


「そう言う美都が可愛い」

「はいはいそこまでですよ」

「さ、皐月さん……!?」


は、恥ずかしい……!!


「美都様、1時間後、遥希様がこちらまでくるらしいです」

「へっ!?」


遥希くんが……!?


「……自分から振られにでもきたか……ふっ、滑稽だな」

「?」


奏くんなんだか嬉しそうなお顔……。


「もしかして奏くん、本当は遥希くんに会いたかったの?」

「……え?なに言ってるの美都、そんなわけないじゃないか。ただ、哀れだなぁって思ったら無様で笑みが……」


どういうことか全然わかんないけど……奏くんが楽しそうなら、いいのかな?


「全く、美都様の前でなに言ってんだか……」


はぁと大きなため息をついた皐月さん。

< 160 / 243 >

この作品をシェア

pagetop