クールな幼なじみ(将来の)旦那様は、私にだけ特別甘いようです。
*第4章*
醜い嫉妬【side 奏】
心苦しいが……美都を部屋に閉じ込めて、やってきた日向のいる客室へと着いた頃だった。
「久宝……!お前っ……!」
「なんのようだ」
ソファに座り、日向を睨みつける。
「美都ちゃんを……!無理矢理、自分のものにしただろ!」
「無理矢理?そんなわけないだろ。美都は中学生の頃から俺のことが好きだったんだぞ?」
挙げ句の果てに、この俺は物心つく頃にはもう好きだったと言うのに。
お前の入る隙なんてあるわけない。
「っ……!なんで、お前達は幼なじみの分際でっ……僕だって、中学生の頃から……」
そういえば、コイツは元々地味だったよな。
あーあ、そのままであれば良かったのに。
美都は本当に人を救うな、女神のようだ。
「お前の努力なんぞ俺の足元にも及ばないんだよ」
「僕のこと知らないくせに勝手なこと言うな……!!」
「お前だって俺のことなんてしらねぇだろ」
俺の……ひどい環境も知らずに。
「まぁまぁ、お互い美都様に救われた身として少しは仲良く慣ればよいのでは?」
「久宝……!お前っ……!」
「なんのようだ」
ソファに座り、日向を睨みつける。
「美都ちゃんを……!無理矢理、自分のものにしただろ!」
「無理矢理?そんなわけないだろ。美都は中学生の頃から俺のことが好きだったんだぞ?」
挙げ句の果てに、この俺は物心つく頃にはもう好きだったと言うのに。
お前の入る隙なんてあるわけない。
「っ……!なんで、お前達は幼なじみの分際でっ……僕だって、中学生の頃から……」
そういえば、コイツは元々地味だったよな。
あーあ、そのままであれば良かったのに。
美都は本当に人を救うな、女神のようだ。
「お前の努力なんぞ俺の足元にも及ばないんだよ」
「僕のこと知らないくせに勝手なこと言うな……!!」
「お前だって俺のことなんてしらねぇだろ」
俺の……ひどい環境も知らずに。
「まぁまぁ、お互い美都様に救われた身として少しは仲良く慣ればよいのでは?」