クールな幼なじみ(将来の)旦那様は、私にだけ特別甘いようです。
「……ああ、可愛いな」
「は、恥ずかしいよ……!」
やっぱり超がつくほどの過保護だ奏くんは……!!
私には甘々で過保護で……そんなところ、たまらなく好きっ……。
「あんまり照れるな、余計可愛くなる……」
はぁとため息をつきながらそんなこと言った奏くん。
「も、もう奏くんのバカぁっ……!」
好きすぎて、どうにかなっちゃいそうだし……私、甘やかされすぎだ……!!
鼓動が増す中……異様な心地よさに、正直ホッとしていた。
やっぱり、私の隣にはいつでも奏くんがいて欲しい。
そんなことを思った。
だから、私はもっと奏くんの隣にふさわしい人になりたいな。