クールな幼なじみ(将来の)旦那様は、私にだけ特別甘いようです。
*第5章*
可愛い奏くんと甘い予感。
数日後。
学園での皐月さんとの騒動も、奏くんが手を回してくれたようで、なかったかのように綺麗に話題もされなくなっていた。
そして……私は、指輪を選びたかったのですが……。
「美都、一人で出かけるのは禁止だ」
買い物に行きたい、そう言うと綺麗に奏くんに拒否されてしまったのだ。
今日は学園はもう終わり、今日ば奏くんもお仕事が早く切り上がった。
「そ、そこをなんとかっ……!」
「だめだ。絶対に許さない」
「お願い……!!」
奏くんのために下見に行くんだし!
誕生日明日だし、そろそろやばいよぉ……!
「美都……俺のお願い、聞いてくれないの……?」
「っ……!!」
ズキュンっ!と胸が射抜かれた気がした。
そんな、捨てられた子犬みたいなお顔……私、行きたくなくなっちゃうよ……!
もう、発注しようっ……。
「……奏くん」
「ん?」
「そんなに可愛いと、ぎゅうしちゃうから!!」
抱きしめたい衝動を我慢できずに、ぎゅっと奏くんを抱きしめた。
学園での皐月さんとの騒動も、奏くんが手を回してくれたようで、なかったかのように綺麗に話題もされなくなっていた。
そして……私は、指輪を選びたかったのですが……。
「美都、一人で出かけるのは禁止だ」
買い物に行きたい、そう言うと綺麗に奏くんに拒否されてしまったのだ。
今日は学園はもう終わり、今日ば奏くんもお仕事が早く切り上がった。
「そ、そこをなんとかっ……!」
「だめだ。絶対に許さない」
「お願い……!!」
奏くんのために下見に行くんだし!
誕生日明日だし、そろそろやばいよぉ……!
「美都……俺のお願い、聞いてくれないの……?」
「っ……!!」
ズキュンっ!と胸が射抜かれた気がした。
そんな、捨てられた子犬みたいなお顔……私、行きたくなくなっちゃうよ……!
もう、発注しようっ……。
「……奏くん」
「ん?」
「そんなに可愛いと、ぎゅうしちゃうから!!」
抱きしめたい衝動を我慢できずに、ぎゅっと奏くんを抱きしめた。