クールな幼なじみ(将来の)旦那様は、私にだけ特別甘いようです。
「お、おい……!先輩に馴れ馴れしくするな———」
ゴンッ!
「コイツは後で処理いたしますので、奏様の元は戻りましょう」
「あ、はい……」
大丈夫かな……?
でも、自分にされたことがやっぱり恐怖で……心の底から心配できているのかと言われれば、絶対に頷けない。
そんなことを考えた、その時だった。
ぎゅっ。
「えっ……?」
途端に右足が、動かなくなって。
告白をしてくれた、後輩にぎゅっと足首を握られていることに気が付いた。
「あ、あの、離し——」
『離して』そう言おうとした時には、もう時すでに遅しだったらしく、ぐいっとそのまま引っ張られてしまったのだ。
「っ……」
やばいっ……お顔から転んじゃう——
そう思って、ぎゅっと目を瞑った時。
ギュウッ。
……っ……。
私は、皐月さんに抱き止めてもらってしまった……。
そして、偶然居合わせたのは——
「っ……み、と……?」
ゴンッ!
「コイツは後で処理いたしますので、奏様の元は戻りましょう」
「あ、はい……」
大丈夫かな……?
でも、自分にされたことがやっぱり恐怖で……心の底から心配できているのかと言われれば、絶対に頷けない。
そんなことを考えた、その時だった。
ぎゅっ。
「えっ……?」
途端に右足が、動かなくなって。
告白をしてくれた、後輩にぎゅっと足首を握られていることに気が付いた。
「あ、あの、離し——」
『離して』そう言おうとした時には、もう時すでに遅しだったらしく、ぐいっとそのまま引っ張られてしまったのだ。
「っ……」
やばいっ……お顔から転んじゃう——
そう思って、ぎゅっと目を瞑った時。
ギュウッ。
……っ……。
私は、皐月さんに抱き止めてもらってしまった……。
そして、偶然居合わせたのは——
「っ……み、と……?」