クールな幼なじみ（将来の）旦那様は、私にだけ特別甘いようです。

文化祭【後半】 切ない気持ち

そして、大会が開始され、私達は特別にできたステージの上へ。

私達入れて、２０組ぐらいが参加している。


「今回参加されるカップル１組目は、——なんと名家、久宝財閥の御坊ちゃまと学園の女神！花宮美都様です！！」


が、学園の女神……！？

それはお世辞にしても行きすぎなんじゃ……！！


「……チッ」

「奏くん……？」

「ん？どうした」


な、なんだか今ご機嫌が悪かったような……。


「あ、ううん、なんでもない」

「そうか」


次々と参加者が紹介されて行って、とうとう開始された大会。



一番最初は、彼氏……旦那さん側が、どこかに隠れされてしまい、その旦那さんを見つけ出すというもの。



隠されている場所は校内らしい。


制限時間は15分ほど。


……見つけられるかなぁ……。


不安になりながらも、第一ゲームが開始されて、私は校内へと急いだ。