私の彼氏はクラスで一番、
やっとのことで絞り出せたのはそんな困惑の声で、彼は顔を上げて、逡巡するように視線を伏せる。
やがて、きょとりと純粋な瞳が私を見つめた。
「なんで、って……好きになった理由が知りたいなら、このまま一晩はかかるけど」
「ひと……!?」
「ずっと好きだったから。二人きりになれる瞬間、狙ってた」
次々と明かされる新事実に、理解が追いつかない。
告白なんてされるのも初めてで、もしかして騙されてるんじゃないか、なんて気持ちが少しと、驚きが半分。そして残りは多分、嬉しさだった。
飾り気のない、純真でひたむきな言葉が、すんなりと心に沁みこんでくる。
だから、胸がきゅっと締め付けられて、顔も耳も熱くて、彼の真っ直ぐな眼差しから目を逸らせなくなってしまった。
「今、彼氏がいないなら……お試しでもいいから、付き合ってほしい」
「お、お試し?」
「そう。俺はさ、山本が他の男に取られないうちに、山本にどうにか俺のことを意識して欲しいの」