私が好きになったのは芸能人?!


また、後ろから声が聞こえた


この声は…


「僕の番は終わりのようだね、じゃあね、朝比奈さん」


そう言って和くんは立ち上がり
後ろにいた陸くんに一言耳うちをしながらどこかに行ってしまった

やっぱり陸くんだ…

陸くん、和くんと話をした時一瞬固まったように見えたけど


「陸くん…?」



私の前には和くんと同じようなデニムを履き、パーカーを着て黒のキャップを被った陸くんがいた



陸くんは何も言わずに私の隣、さっき和くんが座っていたところに座った



陸くんは何も言わない…

えっと…なんで何も言わないの?



私たちの前にある大きなテレビにはさっきのTURRYの映像が流れていた


今、私の横にはここに映っている陸くんがいるんだ…

それにさっきは和くんがいて…

今日は陸くんとも会えないと思ってたから急な出来事に私の心はいっぱいだよ…




ていうかなんで陸くんは何も言わないのよ〜…
でも私も話しかける勇気ないし、何か言うまで待ってよ…









「…なの?」

えっ…?小声でいうから聞こえなかった


< 113 / 437 >

この作品をシェア

pagetop