私が好きになったのは芸能人?!
陸くんがポツリとつぶやいた
「向こうまで行こっか」
「う、うん」
私は陸くんに腰を手を当てられたままプールサイドまで行った
足がつくところまできたため、陸くんの手が離れる
陸くんはそのままプールから上がり、電話に出た
「はい、…はい、分かりました。お願いします」
陸くんが電話を切りそのまま奥へと入って行った
はぁ〜…緊張した〜…
私の腰はまだ陸くんの温もりが残っていて熱い
今日、こんなことが起こると思っていなかったから私の心臓はドキドキしている
音が聞こえるんじゃないかってくらい
「心臓に悪いよ…」
私は一人陸くんが帰ってくるのを待った
「プールサイドにある机に置いてください、はい、大丈夫です、お願いします」
陸くんの声が奥から聞こえた
数人の足音も聞こえる
陸くん一人じゃないの?
私は音が聞こえる方をじっと見た
「失礼致します」