私が好きになったのは芸能人?!


いつの間にか残りの全部に乗っていたらしい


「朝比奈?大丈夫?ちょっと休憩する?」


陸くんの声が聞こえる

どうやら心配してくれてるみたい


「あ…うん、ちょっと休憩してもいいかな?」



私たちはベンチに座った

周りには誰もいないところを選んだ
バレた時が大変だからね


「ごめんね、もっと早く休憩すればよかったね
 朝比奈は楽しい?」


陸くんは下を向いて表情が見えない


「た、楽しいよ!ただ…」

「ただ?」


私は繋いだままの手を見た


「…手をずっと繋いでたからき、緊張しちゃって…」

恥ずかしい…


「嫌だった?」


陸くんがこっちを見た
そんなに悲しそうな顔しないで…

< 158 / 437 >

この作品をシェア

pagetop