私が好きになったのは芸能人?!
いつの間にか残りの全部に乗っていたらしい
「朝比奈?大丈夫?ちょっと休憩する?」
陸くんの声が聞こえる
どうやら心配してくれてるみたい
「あ…うん、ちょっと休憩してもいいかな?」
私たちはベンチに座った
周りには誰もいないところを選んだ
バレた時が大変だからね
「ごめんね、もっと早く休憩すればよかったね
朝比奈は楽しい?」
陸くんは下を向いて表情が見えない
「た、楽しいよ!ただ…」
「ただ?」
私は繋いだままの手を見た
「…手をずっと繋いでたからき、緊張しちゃって…」
恥ずかしい…
「嫌だった?」
陸くんがこっちを見た
そんなに悲しそうな顔しないで…