私が好きになったのは芸能人?!
怖くて歩けない!
私は思わず止まってしまった
「朝比奈さん?大丈夫?」
和くんが私に声をかけてくれた
表情は暗くて見えないけど、こっちを向いてるようだ
「だ、大丈夫じゃないです…怖ずぎて足が動かなくなっちゃいました…」
「…じゃあ、こうしてれば怖くない?」
そう言って和くんは私の手を取った
えっ…和くんと手を繋いでる…?
私の手を…?!
陸くんとは違う、男の人でもこんなに違うんだ…
それでも私よりも大きな手は私の心をドキドキさせた
「こ、怖くないんですけど…胸がドキドキいってます…!」
「ならよかった、このまま行けそう?」
和くんが優しく声をかけてくれたおかげでなんとかいける気がする…!
「大丈夫です!行けます!」
「よし、じゃあ進もっか
あ、あと敬語じゃなくていいから、みんなみたいに話してほしいな?」
和くんがそう言うなら…
「うん、分かった」