私が好きになったのは芸能人?!
コンコン
陸くんかな?
私は扉を開けた
そこにはやっぱり陸くんがいた
「入ってもいいかな?」
陸くんが微笑みながら言う
「どうぞ、入って?」
「失礼します」
私はさっきまで自分が座っていた席に座った
陸くんは鞄を机の上に置き私の隣の席に座った
「前に来た時はわからなかったけどここ、ほんとにたくさんの機材があるんだね」
陸くんが辺りを見渡して言った
「もうあんまり使われてないものばっかりなんだけどね
高い機材だからなかなか捨てられないんだって」
顧問の先生が言ってたことを思い出した
『本当はどかした方がいいんだけど、これ高かったんだよ〜!
だから申し訳ないけど、自分がいる間はあると思って〜!』
そう言って私たちに謝っていた
「確かに古そうだし大きいよね」
「でも部員もいないし、全然邪魔じゃないから問題ないんだけどね」