私が好きになったのは芸能人?!
「…ということがあったの…」
私は家に帰って音に部室で起こったことを話した
いつもは次の日に話すんだけどすぐに言いたかった
あの後、作業ができるわけがなく、私は切り上げて帰った
私の口はまだ陸くんとキスした感触が残ってるように感じる
私はそっと自分の口を触る
もぅ…!私は変態か!
『嘘…!陸くんが…?!
やるね…』
電話先で音がびっくりしてるのが分かる
私も陸くんにあんなことされるなんて思ってなかったよ…
「明日から陸くんの顔見れないよ〜…!」
『何言ってるの!雛、基本的にいつも目を合わせてないじゃない』
そ、そうなんだけどさ〜!
私だってたまに目を見ることあるもん…
『それに可愛くなるって言ったじゃん、前髪切れた?』
「まだ…」
切ろうと思ったけどなんだか恥ずかしくて切るともう逃げられない気がするんだもん
『今から切ってきなさい、陸くんが行動したんだから
雛もやれることからやらないと
一緒にいれないかもしれないよ』