私が好きになったのは芸能人?!


どういうこと?


「まぁいいだろ
 それより頑張って覚えてほしいんだけど?」


教科書を指差して私の顔を見る陸くん


「そうなんだけど…頭に入らないんだよね…」

「どうしたら覚えられそう?」


なんだろう…

あ…


「そーいえば、和くんがただ覚えようとするよりも理解したり何か印象ある覚え方をすると覚えやすくなるって言ってたような…」


理解するのは難しいかなぁ…


「印象ある覚え方か…じゃあ…」


陸くんが私の手を握る

もちろん音たちには見えないように机の下で


「なっ…!」


私が言おうすると陸くんは内緒というように人差し指を口元に持っていく


「さ、頑張ろうね?」


そのギャップなに?!

私はその後の勉強はドキドキしながらすることになった







テスト勉強は時々誰かが不在で

基本的には和くんか陸くんなんだけどね



集まれる人で勉強会を続けた






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