私が好きになったのは芸能人?!
「連絡するようになって電話もするようになって
学校では放課後、部活が終わった頃に迎えに来てくれたり
遊びに行ったこともあるんだよ?」
楽しそうに笑う音
そうだったんだ…
「最初は私から誘ってたんだけどね、だんだん秋ちゃんからも誘ってくれるようになって
ある時このネックレスを渡してくれたの
その時に私、この人が好きなんだ、秋ちゃんがTURRYのメンバーでかっこいいからじゃなくて
一緒にいると楽しそうにして…私にしか見せない笑顔があるんだよ?
私はその笑顔を隣で見ていたい、秋ちゃんが好きなの」
「本当に秋ちゃんが好きなんだね」
「うん!大好き!」
可愛い…
「私なんか嬉しいな」
音がこんなに嬉しそうなのも女の子の顔をしているのも全部秋ちゃんのおかげ
「文化祭の日、私、頑張るから
今度は雛の話聞かせてよ
飲み物持ってくるから座って待ってて」
音は飲み物を持ってくるために部屋を出て行った
私はとりあえず机の近くに座り音を待った