私が好きになったのは芸能人?!
「なんの話をしたらそんなに遅くなるんだ?」
めちゃくちゃ怒ってるじゃないですか!
思わず下を向く
「その…陸くんと仲良いねって言われたり
文化祭一緒にまわろうって言われたりしました…」
「はぁ〜…」
陸くんはため息をつき、頭を抱えた
「遅れたのは謝るんだけど
そこまで怒らなくても〜…」
チラッと陸くんの顔を見る
「朝比奈、それ好意を持ってるから聞いたり誘ったりするんだよ」
好意?
私は思わず陸くんの顔を見た
「それは〜…私にってことですか…?」
陸くんが私の顔を見る
「あぁ」
嘘…だって
「春くんには好きな人がいるって…」
「それは朝比奈ことだと思うけど」
「えっ…」