私が好きになったのは芸能人?!
「朝比奈、どうかな?似合ってる?」
陸くんが微笑みかけながら私に聞いてくる
そんなのかっこいいに決まってるじゃん!
「すっごく似合ってるよ」
「良かった」
私に笑いかけ別の子のところに行ってしまった
「雛、それしか言わないの?
もう、行っちゃったじゃない」
「そうなんだけど…本人を目の前にすると言葉にできなくて…」
カッコよすぎると言葉が出ないって本当だったんだね
「まぁ、それはいいとして、なんで口調が前と一緒なの?
これじゃあただのクラスメイトに見えるよ?」
「それは…私がそうしてほしいって頼んだの
だって陸くんってみんなにモテるし芸能人の彼女って知られると怖いじゃん?」
彼女になったことそれは別の話だよ
「はぁ〜…これじゃああんまり変わらないね」
音が呆れている
しょうがないじゃない
怖いものは怖い!
「まぁ裏でいっぱいイチャイチャすればいいのよ」