私が好きになったのは芸能人?!
「朝比奈」
はっ!
私は呼ばれたことで現実に戻り、飛び起きた
やばい、なんだか懐かしい夢を見てた気がする
目を開けると黒髪の眼鏡をかけた男の子がいた
えっ…誰?
「あ、あの、何か用でしょうか?」
私は勇気を振り絞り男の子に話しかける
目の前の男子はポカンとして私を見ている
な、なんだろう、私変なこと言ったかな?
「おい、俺が分からないのか?」
そう言って私の顔に近づく
何この人!この人に近づいてはいけないと私の中で何かが叫んだ
「や、やめてください!」
私はその人を突き飛ばす
その勢いで男の子は椅子から落ち、尻もちをついた
「いって…、なんでわかんねぇんだよ」
痛かったのか腰をなでながら眼鏡をとる
そして、私とまた目が合った
「えっ…陸くん?」