私が好きになったのは芸能人?!

「うぅ…う…ヒックッ…」


私の目から涙がこぼれ落ちる



「こっちこいよ」


陸くんが私を引っ張り歩き出す




どうやら本当に怖かったようで…


涙が止まらない



和くんと入った時はここまでじゃなかったんだけど…


私たちはいつもの教室へ戻ってきた




ガラッ




私は陸くんに手を引かれ、椅子に座る

陸くんは私の目の前でしゃがんでいる


「怖い思いさせてごめんな?」


私の両手をとりながら私の目を見てまっすぐ伝えてくる


「ヒックッ…だいっ…じょうぶっ…」


泣きすぎて上手く話せない


そんな私を見て陸くんが私を抱き寄せた


再び甘い香りが私を包む


「和たちには食べ物を買ってくるように言ったから少し時間かかると思う
 その間に落ち着け」


陸くんは私の耳元で囁く

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