私が好きになったのは芸能人?!

さらに当の本人は自分が視線を集めていることに気が付いていない



歩くたびに


「おい!あの子可愛くないか?!」

「何年生かな?」

「俺声かけてみようかな」

「やめとけ、隣にいるの彼氏だろ」



そんな会話が聞こえてくる


俺はできるだけ隣を歩き視線を感じたらそいつらを睨みながら歩いていた




やっとひなひなの彼氏になったんだ


他のやつのところになんて行かせてたまるか


俺が絶対に守る



暑いな…

俺はメガネとカツラをとる


ついでにひなひなの変装もとく




隠れていた綺麗な黒髪がサラリと現れる




ほんとこいつ綺麗な髪してるよな


俺はひなひなの頭を撫でた



「ん…」



起きたか?


顔を覗き込むが起きている気配がない


< 364 / 437 >

この作品をシェア

pagetop