私が好きになったのは芸能人?!
そう言って私の指と指の間に自分の指を絡める
恋人繋ぎ
「これ、恥ずかしいね」
そう言うので精一杯だった
「こんなんで恥ずかしがってたら
この先のことはどうなるんだよ」
陸くんが私の耳元で囁く
それが余計に恥ずかしくて、体がゾクゾクする
「まぁ、それはもうちょっと先かな?」
そう言って空いている手で私の腰に腕をまわす
「陸くんって恥ずかしいことすらすら言えてすごいね
私ドキドキしっぱなしだよ」
今も私の心臓はドキドキ言っている
「雛だけじゃねぇぞ、俺もドキドキしてんだから」
そう言って私の頭を自分の胸につける
あ…本当だ…
陸くんもドキドキしていた
私と同じリズム…
「本当だ、陸くんもドキドキ言ってるね」
私は目を閉じる