私が好きになったのは芸能人?!

な、何?!


急に怒り始める陸くん


「和?秋が変なこと言うんだけど…和まで何言ってるんだよ、俺は絶対着ないからな」



着る?



「分かったから!それだけは勘弁してくれ…分かった、雛にも伝える、後でな」


陸くんが電話を切る


「陸くんどうしたの?」


電話から秋ちゃんたちからだって分かった


「いや…俺、ちょっと行くところあるから、雛はいつもの教室へ行ってくれないか?」

「いいけど…大丈夫?」


嫌なことなのかな?


「大丈夫だよ、矢野が待ってるみたいだから
 早く行ってあげて?」


いつもの優しい陸くんに戻っていた


「分かった、じゃあね」


私は陸くんに手を振って、いつもの教室へ歩いた



なんだろう…?



陸くんの話だけだとなんの話をしてたのか分からなかった


とりあえず私は陸くんに言われた通り教室へ向かった


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