私が好きになったのは芸能人?!
「じゃあさ!待ってる間に写真撮ろうよ!」
音がスマホを掲げる
記念にいいよね
「うん!」
私たちは秋ちゃんを待ってる間にたくさん写真を撮った
どの写真も綺麗に写って素敵
「雛、綺麗だよ、とっても可愛い!」
「ありがとう、まさかこれを着れるなんて思ってなかったからまだびっくりしてるけど」
私見るのも初めてかも…
「どういたしまして」
音がそう言ったとき
ガラッ
「雛?」
陸くんが私を呼んだ
私は今扉に背を向けていてすぐに振り向くことができなかった
「来たね、雛、立てる?」
音が私に手を差し伸べる
「うん」
私は音の手をとり立ち上がる
「陸くんどうした…の…?
…ってなんでその格好してるの?」