私が好きになったのは芸能人?!
「それは…この写真を見るのは私だけじゃなくて、他の誰かだから…
誰かの楽しい思い出も素敵だけど風景から、自分を思い出し、
楽しかった思い出、悲しかった思い出、その人にとっての思い出が思い浮かぶと思って…
思い出すことを邪魔しないように、私は誰もいない写真を撮ってるの…」
『…この写真を見るのは私だけじゃなくて、他の誰かだから…』
昔の記憶が頭の中に流れ込んできた
まさか…
「…そっか」
「俺、君が撮る写真好きだよ、カメラ返すね」
俺はカメラを手渡し、席を立つ
最後に確認しなきゃな…
「名前は?」
「朝比奈 雛…」
やっぱりこいつだ…
ひなひなだ
こんなところで会えるなんてな…
「じゃあな、朝比奈」
俺は嬉しくなって話続ける
「あ、そーいえば僕の写真見たけど…上手く撮れてたよ」
俺はひなひなが撮る写真が好きだ