嘘の香り・誰かのための嘘であれ ~Cruzar Another story 4/5~
それから、同窓会に来ていた皆の近況を聞いたり、高校の時の思い出話をしたり、高校を卒業してからのことを話したりと、話のネタが尽きることはなく、あっという間に時間が過ぎていった。
「次回はカラオケね!上京組に声掛けとくからさ。」
「楽しみー」
「同窓会の2次会もカラオケだったんだけどさ、彩歌が来てたら絶対ヤバかったよ!皆彩歌の歌聞きたがってたし!」
「またまたー」
「いや、ホント!ホント!相変わらず彩歌は自己評価低いなー、あんた本当に良い声持ってんだからさ、そこくらいはもっと自信持とうよ~」
「そう言われてもねー」
「歌った動画配信してみれば?」
「無理!無理!」
「私も手伝うからさ。1回!1回だけやってみよう!?」
「えー」
「私に騙されたと思ってさ。どうか彩歌様~」
実世が演技がかったように手を合わせてお願いする姿が面白くて、私は思わず吹き出した。
「もう~じゃあ1回だけね。」
「やったー!」
「次回はカラオケね!上京組に声掛けとくからさ。」
「楽しみー」
「同窓会の2次会もカラオケだったんだけどさ、彩歌が来てたら絶対ヤバかったよ!皆彩歌の歌聞きたがってたし!」
「またまたー」
「いや、ホント!ホント!相変わらず彩歌は自己評価低いなー、あんた本当に良い声持ってんだからさ、そこくらいはもっと自信持とうよ~」
「そう言われてもねー」
「歌った動画配信してみれば?」
「無理!無理!」
「私も手伝うからさ。1回!1回だけやってみよう!?」
「えー」
「私に騙されたと思ってさ。どうか彩歌様~」
実世が演技がかったように手を合わせてお願いする姿が面白くて、私は思わず吹き出した。
「もう~じゃあ1回だけね。」
「やったー!」