低体温のキスをした
「どーしたの?」



どのくらい時間が経ったのだろうか。




涙が枯れてきたころ、声を掛けられた。




顔を上げると、そこには雨宮(あまみや)くんが立っていた。





「雨宮、くん。」





雨宮くんとは同じクラスなだけで話したことはないけれど、無気力イケメンで有名だ。





< 5 / 16 >

この作品をシェア

pagetop