もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
「シエルは何者だ? なぜ、王女からそんな依頼をされていた? というより、王女と接点があったのか? 魔女と聖女として以外の、だ」
グランツはシエルの髪をそっと撫でて言う。
「セニルースの聖女はラベーラ王女殿下ではなく、シエルなんだ。彼女は長年、ラベーラ王女の影として酷使されていた。……聖獣を呼び出すはずが、誤って魔獣を呼び出したことで煤の森に追放されたそうだ」
アルドの視線がグランツからシエルに移り、説明を求める。
それを悟り、シエルはグランツの言葉を引き継いだ。
グランツはシエルの髪をそっと撫でて言う。
「セニルースの聖女はラベーラ王女殿下ではなく、シエルなんだ。彼女は長年、ラベーラ王女の影として酷使されていた。……聖獣を呼び出すはずが、誤って魔獣を呼び出したことで煤の森に追放されたそうだ」
アルドの視線がグランツからシエルに移り、説明を求める。
それを悟り、シエルはグランツの言葉を引き継いだ。