もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
「そうか、意地悪な質問をして悪かった」
アルドが納得したかは怪しかったが、やや強引に会話を打ち切られる。
「さて、パーティーが終わるまでもう少し時間がある。最後まで楽しもうじゃないか」
大広間に戻るアルドの後をラベーラがしずしずとついていく。
「グランツ様もお戻りになりますか?」
「いや、君をひとりにしたくない」
なぜグランツはひとりになりたくないという気持ちをわかってくれたのだろうと、不思議に思う。
「では、一緒にいてください」
シエルにも心を落ち着かせる時間が必要だった。
アルドが納得したかは怪しかったが、やや強引に会話を打ち切られる。
「さて、パーティーが終わるまでもう少し時間がある。最後まで楽しもうじゃないか」
大広間に戻るアルドの後をラベーラがしずしずとついていく。
「グランツ様もお戻りになりますか?」
「いや、君をひとりにしたくない」
なぜグランツはひとりになりたくないという気持ちをわかってくれたのだろうと、不思議に思う。
「では、一緒にいてください」
シエルにも心を落ち着かせる時間が必要だった。