もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
仕返しをして満足したシエルだったが、残念ながらその行為は長い間我慢してきた男を煽るだけの行為に過ぎない。
「そちらがそのつもりなら、俺も遠慮しないが?」
これで遠慮していなかったのかと反論しようとしたシエルは、顎を持ち上げられて唇を奪われ、なにも言えなくなった。
声を封じるキスの甘さに溺れつつ、こう何度も繰り返されれば慣れるに決まっていると強がろうとする。
しかし次の瞬間、舌で唇を割られて大混乱に陥った。
「今、なにをなさったのです……?」
「俺に責任を取れと言うなら、君にも取ってもらわねば」
「そちらがそのつもりなら、俺も遠慮しないが?」
これで遠慮していなかったのかと反論しようとしたシエルは、顎を持ち上げられて唇を奪われ、なにも言えなくなった。
声を封じるキスの甘さに溺れつつ、こう何度も繰り返されれば慣れるに決まっていると強がろうとする。
しかし次の瞬間、舌で唇を割られて大混乱に陥った。
「今、なにをなさったのです……?」
「俺に責任を取れと言うなら、君にも取ってもらわねば」