もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
戦場を覗き見した時はともかく、これまで彼の荒っぽい一面を目にしたことがなかったシエルは、どうやらグランツの様子がおかしいらしいと今さら気づく。
指摘しようとしたものの、その前に鍛え抜かれた素肌を見てしまい、シエルの顔が一瞬で赤く染まった。
「私には服を着ろとおっしゃったのに!」
グランツに捕らわれていないほうの手で目を覆い、必死に訴える。
「肌を見せないために服を着るのでしょう? 私に教えたあなたが、どうして脱ぐのですか?」
「今から教える」
答えは極端に短い。
グランツは顔を隠すシエルの手も捉えると、両手首を彼女の頭上でまとめてしまった。
指摘しようとしたものの、その前に鍛え抜かれた素肌を見てしまい、シエルの顔が一瞬で赤く染まった。
「私には服を着ろとおっしゃったのに!」
グランツに捕らわれていないほうの手で目を覆い、必死に訴える。
「肌を見せないために服を着るのでしょう? 私に教えたあなたが、どうして脱ぐのですか?」
「今から教える」
答えは極端に短い。
グランツは顔を隠すシエルの手も捉えると、両手首を彼女の頭上でまとめてしまった。