もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです
「わからないんです、グランツ様のことが。魔法を扱う姿を見ただけで、求婚したいと思えるものなのですか?」
シエルの疑問を受けたグランツが、きょとんと目を丸くする。
「いや……普通は思わない……と、思う。──いや、待ってくれ。今のは誤解を生みそうだ。魔法を扱っていたから惹かれたわけではなく、貴女が特別だったというか」
特別という言葉の意味を、シエルはよく理解できない。
ラベーラが言っていた親友とはまた違う気はしている。
シエルの疑問を受けたグランツが、きょとんと目を丸くする。
「いや……普通は思わない……と、思う。──いや、待ってくれ。今のは誤解を生みそうだ。魔法を扱っていたから惹かれたわけではなく、貴女が特別だったというか」
特別という言葉の意味を、シエルはよく理解できない。
ラベーラが言っていた親友とはまた違う気はしている。