9・友~きゅう・とも~
朝のHR前の教室。
「御木大くん……。
私と……また友達になりませんか?」
御木大くんは現在私の隣の席の人で、9年前に友達だったんだ。
「…蔵河さん」
「はい!」
「僕は蔵河さんと友達になれません。
僕達、昔とは違うじゃないですか」
違う。見た目も、性格も、呼び方も、話し方も……変わってしまった……。
「僕の蔵河さんに対する感情も昔とは違うんです」
「嫌い……ですか?」
私の事…。
「大好きです。
誰よりも可愛いと思ってます。
だから僕は、友達にはなれないんです。
僕は…蔵河さんと恋人になりたいんです」
「御木大くん……。
私と……また友達になりませんか?」
御木大くんは現在私の隣の席の人で、9年前に友達だったんだ。
「…蔵河さん」
「はい!」
「僕は蔵河さんと友達になれません。
僕達、昔とは違うじゃないですか」
違う。見た目も、性格も、呼び方も、話し方も……変わってしまった……。
「僕の蔵河さんに対する感情も昔とは違うんです」
「嫌い……ですか?」
私の事…。
「大好きです。
誰よりも可愛いと思ってます。
だから僕は、友達にはなれないんです。
僕は…蔵河さんと恋人になりたいんです」