監禁されたい。
ハルの体温を感じて、ハルの首元に頭を擦り付ける。
あー、ハルの匂いがする。

「ハル、好き。大好き。」

そのままハルを堪能していると、急にベリっと剥がされる。

「ごめん、紗耶。ちょっと、色々やばいから、離れて?」


もしかして、拒否された?


「もう、嫌になった?」

泣きたいとは思ってないのに、また涙が出てきてしまう。

「あぁっ!違うっ違うからっっ!!ほら、大丈夫だから、ね?」

抱きしめられて背中をさすられ、やっと落ち着く。

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