監禁されたい。
「ハル、ごめんね。今、感情のコントロール、出来なくて。だから、抱きしめるの、許して?」

そうねだれば、

「紗耶、なんでそんなに可愛いの。可愛すぎて俺もう駄目。」
とか言いながら、私が寝るまで抱きしめていてくれた。



目を覚ましたら、そこは私の部屋の天井だった。あー、きっとハルが運んでくれたんだ。

横を見てみれば、私のベッドに座って私を見ているハルがいた。

「ハル?」

「おはよう、紗耶。」

頭を撫でられて、さっきのが夢ではなく現実だと知った私は、ハルの腰に抱きついた。

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