監禁されたい。

後日談的な何か。

その後の私達は、まずは、両親に報告、そして、2人暮らしの許可を得た。

ぶっちゃけ、私の監禁欲そして束縛欲は、この同棲である程度満たされた。

だから、学校でハルがいつも通りでいても大丈夫。そう伝えた。のだけど。

「何言ってんの?散々好きな人を悲しませた事を、これからもやるつもりはないよ。そのかわり、考え事をしている時の梨乃の可愛い顔を、他の奴なんかに見せないでよ。分かった?」

この約束により、学校でのハルは爽やか王子から冷徹王子に様変わりし、学校で考え事ができなくなった私には、
「じゃあ考え事をしていた時間は、全部俺に費やすといいよ。」

とベタベタに甘えさせてくれたのは、言うまでもないだろうか。


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