結ばれないはずが、一途な彼に愛を貫かれました ~裏切りと再会のシークレット・ベビー・ラブ~
久しぶりの感触に、思わずキュンと胸が疼く。こんなにも激しくアルベルトに求められるとは思ってもいなかった。ずっと紳士なふるまいをしていた彼とは思えない、激しい口づけに思わず頭が焼き切れそうになる。
「っ、はぁっ、アル……」
永遠にも感じる口づけは、二人の間にツーっと糸を結びながら離れて終わりを告げた。
「ごめん、ソフィア。これ以上は、止められる自信がない」
「アル、私」
「でも、口づけくらいは許してくれないか? 君に恋焦がれている哀れな男に、女神の口づけを」
「もうっ、女神だなんて言い過ぎよ」
砕けた口調で話していても、ソフィアは嫌悪感も何もなかった。むしろ、離れていったアルベルトの唇が恋しいくらいだった。
瞳の炎を消したアルベルトは、リヒトの寝ているベッドを見ると、もう一度軽くリップ音を鳴らせてソフィアの唇にキスをした。
「あぁ、今日はこれから少し仕事をするから、ソフィアは休んでいて。あとで一緒に酒場に断りに行こう」
「そんな、一人でも大丈夫よ」
「僕の方が心配なんだ。ソフィア」
「……っ、わかったわ」
ソフィアもだんだんとアルベルトの保護ぶりに慣れてきた。ここで無理を通してもきっとアルベルトはついてくるだろう。はぁ、と息を吐いたソフィアはそれでも、心配してくれる彼の気持ちが嬉しかった。
さっきのキスの時からトクトクと鳴りやまない鼓動が、うるさいほどだった。
「っ、はぁっ、アル……」
永遠にも感じる口づけは、二人の間にツーっと糸を結びながら離れて終わりを告げた。
「ごめん、ソフィア。これ以上は、止められる自信がない」
「アル、私」
「でも、口づけくらいは許してくれないか? 君に恋焦がれている哀れな男に、女神の口づけを」
「もうっ、女神だなんて言い過ぎよ」
砕けた口調で話していても、ソフィアは嫌悪感も何もなかった。むしろ、離れていったアルベルトの唇が恋しいくらいだった。
瞳の炎を消したアルベルトは、リヒトの寝ているベッドを見ると、もう一度軽くリップ音を鳴らせてソフィアの唇にキスをした。
「あぁ、今日はこれから少し仕事をするから、ソフィアは休んでいて。あとで一緒に酒場に断りに行こう」
「そんな、一人でも大丈夫よ」
「僕の方が心配なんだ。ソフィア」
「……っ、わかったわ」
ソフィアもだんだんとアルベルトの保護ぶりに慣れてきた。ここで無理を通してもきっとアルベルトはついてくるだろう。はぁ、と息を吐いたソフィアはそれでも、心配してくれる彼の気持ちが嬉しかった。
さっきのキスの時からトクトクと鳴りやまない鼓動が、うるさいほどだった。