結ばれないはずが、一途な彼に愛を貫かれました ~裏切りと再会のシークレット・ベビー・ラブ~
ソフィアはアルベルトが、もう既にヘザー侯爵の爵位を受け継いでいることを知らなかった。だからアルベルトの方は両親の許可を得るも何も、本人のサインで全ての手続きを終えることができ、ソフィアは晴れてヘザー侯爵夫人となっていた。
同時にリヒトもアルベルトの実子として申請し、認められると正式なヘザー侯爵家の後継ぎとなる。
結婚式は王都で行うことにしている。リヒトのお披露目を兼ねるため、もう少しマナーが身についてからにしようと二人で決めた。
ソフィアは恐ろしいほど順調な毎日に、思わずため息をついてしまう。こんなにも幸せでいいのだろうか、と思うと同時に欠伸をすると、それをミレーに見られてしまった。
「まぁ、ソフィア様。ため息と欠伸だなんて、私はそのような女性に育てた覚えはありません」
「ミレー、だって」
欠伸をしてしまうのは、ちょっと許して欲しい。なぜならアルベルトはまるで覚えたての青年のように、毎晩のごとくソフィアを抱いていた。ソフィアのか細い嬌声が、アルベルトを存分に悦ばせ時には朝から身体を繋げることもあった。
毎晩肌と肌をぴたりと合わせて、抱き合いながら長いキスをする。離れていた時間を取り戻すように、二人は重なり合っていた。
同時にリヒトもアルベルトの実子として申請し、認められると正式なヘザー侯爵家の後継ぎとなる。
結婚式は王都で行うことにしている。リヒトのお披露目を兼ねるため、もう少しマナーが身についてからにしようと二人で決めた。
ソフィアは恐ろしいほど順調な毎日に、思わずため息をついてしまう。こんなにも幸せでいいのだろうか、と思うと同時に欠伸をすると、それをミレーに見られてしまった。
「まぁ、ソフィア様。ため息と欠伸だなんて、私はそのような女性に育てた覚えはありません」
「ミレー、だって」
欠伸をしてしまうのは、ちょっと許して欲しい。なぜならアルベルトはまるで覚えたての青年のように、毎晩のごとくソフィアを抱いていた。ソフィアのか細い嬌声が、アルベルトを存分に悦ばせ時には朝から身体を繋げることもあった。
毎晩肌と肌をぴたりと合わせて、抱き合いながら長いキスをする。離れていた時間を取り戻すように、二人は重なり合っていた。