星空
「優夜っ!!袖っ」


優夜の袖は、あたしの髪のせいで濡れていた。


「ん?あぁ…これね」


「ごめんっ!!!!!!」


「いいって!どうせ、部活で濡れるんだしっ」


優夜は、あたしにピースしてくれた。


すっごく嬉しかった。


毎日が楽しかった。


中学生になって、小学生の時になかった部活…


いろいろな優夜を見ていける。


それが、一日の中で一番の楽しみだったんだ。


あっという間に一年が過ぎていく。
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