星空
「おっはよ」
今日は、始業式。
あたしたちは、13歳。
つまり…中2だ。
あたしは、久しぶりに見る優夜の制服姿に…
ときめいた。
「久しぶりの制服だなー」
あまりにもかっこよくて、優夜の顔をじぃぃっと見つめた。
まだ、朝早くて、道を通る人は、少ないけれど…
道行く人にちらちらと見られた。
「…俺の顔に何かついてる?」
「え!!?えー…えっと…その………
ご飯粒!!!」
あたしは、とっさに嘘をついた。
理由は…特に無い。
「…優美ちゃんたる者が嘘かな?」
「え!!?」