星空
そして…あたしたちは、中学生。
そう…中一になったばかりだ。
朝6時…
『ピッ…ピピピピッピピピピッピピピガチャッ』
しつこいくらいに鳴り響く目覚まし時計を止めた。
布団の中でもぞもぞと動く。
「ん~…」
呻き声に近い声を出し、ベッドの真横にある窓を覗いた。
もちろん、パジャマのまま。
「………優夜?」
幼なじみで、家が隣の優夜。
窓から覗けば会話もできるくらい。
「優夜っ!!?」
優夜は、もうジャージに着替えている。