記憶喪失のお姫様は冒険者になりました
「シュティーナ…お前はこの国を支える義務がある。その権利がある。王族に生まれたのだからな」
「…私は……」
私は今もあの方達に褒めても認めてももらえない。
私が今まで頑張ってきたのは…。
「お爺様、私はその処罰に反対です」
私は左胸に手を添え、跪いた。
お爺様の目を見て私は静かにそう言った。
私が望むのはそんなのじゃない。
「私は…まだまだ未熟です。そして…この国の国王にふさわしいのはバンルー・ウル・キャベン様だと私は思います」
「…シュティーナ」
お兄様は私の名を口にした。
驚いているようだった。
まあ、そりゃそうだよね。
だって私はお兄様のことを恨んでいると思われてそうだもんね。
「…なぜそう思う?」
お爺様はそう尋ねた。
私は答える。
私が望むものを手に入れるために…。
「お兄様は小さい頃から国王になるためにいろんなことを学んでいました。私は…お父様やお母様、それからお兄様に褒めてもらいたいということしか考えていませんでした」
「…私は……」
私は今もあの方達に褒めても認めてももらえない。
私が今まで頑張ってきたのは…。
「お爺様、私はその処罰に反対です」
私は左胸に手を添え、跪いた。
お爺様の目を見て私は静かにそう言った。
私が望むのはそんなのじゃない。
「私は…まだまだ未熟です。そして…この国の国王にふさわしいのはバンルー・ウル・キャベン様だと私は思います」
「…シュティーナ」
お兄様は私の名を口にした。
驚いているようだった。
まあ、そりゃそうだよね。
だって私はお兄様のことを恨んでいると思われてそうだもんね。
「…なぜそう思う?」
お爺様はそう尋ねた。
私は答える。
私が望むものを手に入れるために…。
「お兄様は小さい頃から国王になるためにいろんなことを学んでいました。私は…お父様やお母様、それからお兄様に褒めてもらいたいということしか考えていませんでした」