記憶喪失のお姫様は冒険者になりました
ほんの数秒で光は消え、私はそっと手を離した。
手を離すと私はすぐに傷が治っているかの確認をした。
「うん、大丈夫みたいですね!」
見た感じ、先程の傷は見当たらない。
ちゃんと成功したみたいでよかった。
するとドミー君のお母さんは私の手を掴み、涙を流しながらこう言った。
「ミホ様、ありがとうございます!!」
震えながら…涙を流しながら…。
そう言っていた。
「ミホお姉ちゃんすごい!ミホお姉ちゃんは天使様みたい!ありがとう!」
ドミー君は目をキラキラさせてそう言ってくれた。
天使様…か。
なんだか嬉しいな。
私は胸が温かくなった。
「どういたしまして」
私はニッコリと笑って言った。
そして私とドミー君達はそれぞれ別れた。
クロさん…どこにいるのかな?
だいぶ離れたところに来てしまった…。
見つけられるかな?
もしかしたらもう宿に戻っているかもしれない……。
「……」
私は走り出す。
クロさんはきっと私を置いて宿に1人で戻ったりする人じゃない!
手を離すと私はすぐに傷が治っているかの確認をした。
「うん、大丈夫みたいですね!」
見た感じ、先程の傷は見当たらない。
ちゃんと成功したみたいでよかった。
するとドミー君のお母さんは私の手を掴み、涙を流しながらこう言った。
「ミホ様、ありがとうございます!!」
震えながら…涙を流しながら…。
そう言っていた。
「ミホお姉ちゃんすごい!ミホお姉ちゃんは天使様みたい!ありがとう!」
ドミー君は目をキラキラさせてそう言ってくれた。
天使様…か。
なんだか嬉しいな。
私は胸が温かくなった。
「どういたしまして」
私はニッコリと笑って言った。
そして私とドミー君達はそれぞれ別れた。
クロさん…どこにいるのかな?
だいぶ離れたところに来てしまった…。
見つけられるかな?
もしかしたらもう宿に戻っているかもしれない……。
「……」
私は走り出す。
クロさんはきっと私を置いて宿に1人で戻ったりする人じゃない!