記憶喪失のお姫様は冒険者になりました
「Change shape」
そう唱えると、私の目の前に姿を解除しますか?と表示された。
私はよくんからず、適当にはいと選択した。
すると…。
「わっ?!」
突然、風が吹いたみたいにぶわっと私の横を風が通り抜ける。
そして光が溢れる。
な、なにっ!?
私は突然の光に思わず目を閉じる。
風がまたぶわっと来たと思ったら止んだ。
私はそっと目を開ける。
目を開けて1番最初に視界に入ったのは私のだと思われる髪だった。
なぜ疑問形かと言うと…私の髪は肩までの長さなのに今は腰くらいまでの長さだった。
そして色も違う。
桃色の髪はあの夢で見た女の子と同じ金色の髪だった…。
「なに…これ…っ」
私は今の自分の状況が理解できなかった。
私はふっと気になって鏡の前に行く。
あの女の子同じ髪色と長さだと気づき、私は夢で見れなかった瞳の色を確認しようとした。
「え…?」
鏡の前にいるのは私の知っている私ではなかった。
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