記憶喪失のお姫様は冒険者になりました

『！…わかりました！』
私は突然のミホ呼びに少し緊張してしまった。
でも……嬉しかった。
『クロさん！』
私はとても幸せだった。
『それとこれからは俺と一緒に冒険者にならないか？』
『冒険者……ですか？』
私は初めて聞く単語に興味津々だった。
クロさんは初めて聞いた私に1から説明してくれた。
冒険者というのはギルドに行き、依頼を貰いその依頼を達成したらお金が貰えるお仕事。
依頼が成功して行くとレベル、ランクなんかも上がるみたい。
『やります、冒険者！』
私は手を挙げて叫んだ。
クロさんと一緒に冒険者……！
『わかった！じゃあ…』
そう言ってクロさんは私に何の魔法が使えるのか調べるついでだと言ってすぐにギルドに向かった。
ギルドに着いて中に入るとそこは凄く広かった。
そしてたくさんの冒険者がいた。
壁には先程言っていた依頼というものがあった。
ランク事にわかれていた。
ここが…ギルド…。
『すまないが、魔力測定などもろもろ頼みたいんだがお願いできるか？』